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2022年10月11日

はる社会福祉士事務所 代表 佐々木 さやか です。

はる社会福祉士事務所 代表 佐々木 さやか です。

はじめまして 。
はる社会福祉士事務所の佐々木さやかです。
今回は、私の事を知っていただくため、自己紹介をさせていただきたいと思います。

介護の礎

高齢者介護業界に入って約25年が経ちました。新卒で就職したのは大阪ではかなり大きな社会福祉法人でした。

デイサービスに配属され介護職として働きましたが、今思えば猛烈に忙しい職場で、毎日昼食は利用者さんの食事介助をしながら食べ、休憩を取ったことはありませんでした。介護業界特有の人間関係の難しさも味わいました。

そんな環境でも仕事を続けられたのは、介護のおもしろさに気づいたからです。他人に介護をしてもらわないと生活が維持できない方とのコミュニケーションは、繊細な感覚を持ちながらも、相手に気を遣わせない安定感も必要です。どこまで行っても理想の介護に終わりはありません。

介護技術が未熟だったにも関わらず、利用者さんにはかわいがっていただきました。「ようやってるな」「大丈夫、大丈夫」そんな優しい言葉に何度助けられたかわかりません。

その後、特養、グループホームなどで介護の仕事をしましたが、最初のデイサービスで利用者さんに教えていただいたことが私の介護の礎になっています。

社会福祉士の社会的役割

30代で大阪市社会福祉協議会に就職しました。就職のきっかけは、「地域包括支援センター」で働きたかったからです。

地域包括支援センターとは、高齢者の公的相談窓口です。

この職場も時間がいくらあっても足りないぐらい忙しい職場でした。

いわゆる「ゴミ屋敷」や「高齢者虐待」などを担当することが多く、問題解決のためにその方を取り巻く環境から変えていく支援をしました。

例えば、一見認知症が一番の課題のように見えて、実は長年の親子関係のもつれから来ている場合もあります。

私が持つ資格「社会福祉士」の試験には、広範囲にわたる試験科目があります。心理学や医学、法律、地域福祉、福祉行財政、社会調査など、学生時代に学んだことをひとつひとつ思い出しながら業務に当たった記憶があります。

私だからできることを

やりがいのある仕事をしながらも、もっと自分にしかできないことをしたいという思いが芽生えたのは45歳の時でした。

 

・親の介護に悩み苦しむ現役世代の役に立ちたい。

 

・高齢者自身が、自分の将来の備えができるお手伝いをしたい。

 

地域包括支援センターは公的機関であるため、公平性を重視します。

できないこと、言えないことが数多くあります。

例えば、老人ホームを探している方に、特定の老人ホームをご紹介できませんでした。せいぜい老人ホーム紹介事業所を紹介するぐらいでした。

また、リスクの高い高齢者への支援を優先しますので、お元気な高齢者への支援はほとんどできませんでした。「元気なうちから、先々のことを考えたい」「介護が必要になっても、子どもには迷惑をかけたくない」そんな思いを持っておられる方にも、手厚いサポートが必要だと思いました。

 

先日、当事務所のお客様から「佐々木さんと繋がっている『糸』のおかげで、前向きな気持ちになれた」と言っていただき、私の思いは一歩ずつ前進していると確信しました。

「大丈夫、大丈夫」昔言われて涙が出るほど嬉しかったこの言葉を、これからは私から介護に悩む方にかけられる、そんな存在でありたいです。