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はる社会福祉士事務所オリジナル企画「老人ホーム見学ツアー」(2023.9.21)レポート

はる社会福祉士事務所オリジナル企画「老人ホーム見学ツアー」(2023.9.21)レポート

今すぐではないけれど、いつかは利用するかもしれない老人ホーム。
そう考えるシニアが多いのですが、老人ホームは種類も件数も多くてわかりにくいのが現状です。

「1人で老人ホームを見学しても、結局わからなかった」

私が講師を務める「かしこい老人ホームの選び方」講座では、毎回繰り返し「自分の終の棲家選びは、気力体力があるうちにスタートしましょう」とお伝えしています。
数ある老人ホームの中から、本当に自分に合った老人ホームを選ぶには、エネルギーが必要です。見学に行くだけで「こんなに疲れるとは思ってなかった」とおっしゃる方も少なくありません。

受講後に実際に老人ホームの見学に行った方から、こんなメッセージが届きました。
「1人で見に行きましたが、結局よくわからずに帰ってきました」
これは、講座でポイントを伝えきれなかった私に責任があります。
それなら…と、知りたいことがしっかりとわかる見学の機会を作ろうと、「老人ホーム見学ツアー」が誕生しました。

百聞は一見に如かず「はる社会福祉士事務所オリジナル企画  老人ホーム見学ツアー」

先日9月21日は、兵庫県西宮市にある老人ホームを見学しました。
ありがたいことに定員を超えるお申し込みがあり、抽選となりました。
落ち着いた雰囲気の中で見学するために、定員5人の少人数制を取っています。
知りたいことが聞けなかったということは、まずありません。

また、私の「老人ホーム選び」関連の講座を受講された方を対象としています。これは、私が大切にしている“お客様に提供したいこと”に共感してくださった方に参加していただきたいからです。

「予習」「質疑応答」「見学」「意見交換」の四部構成

1.開催日前からスタート「予習」
参加者のみなさまには、事前に見学先のホームページをを見ていただいたうえで、「重点的に見たいこと、知りたいこと」「老人ホームに聞きたいこと」を書き出していただきます。
当日老人ホームに到着後、まず各自でパンフレットを読み込みます。
ここで、あらためて自分が重視している項目(料金、設備、人員配置、部屋の間取りなど)を再確認します。

パンフレットの読み方を復習

 

2.気になることを「質疑応答」
資料を読み込んだ後は、気になる点を解消します。
施設長さんや営業担当者の方への質問です。
「外出時に付き添いをお願いした場合、スタッフの交通費や食事代もかかると聞いたことがありますが、ここではどうですか?」
「お部屋の移動(一般居室から介護居室への移動)について詳しく聞きたい」
「入居されている方の平均年齢は?」
「入居者さん同士の交流の場は?」
「他の入居者さんと関係が悪くなった時、どのような配慮をしてもらえるか?」
「看取りまでお願いできますか?これまでの事例を教えてください」
「もしも認知症になり、他の方にご迷惑をかけるようなことがあれば、退去しないといけませんか?」などなど、
時間いっぱいまで途切れることなく質問が出続けました。
ひとつひとつ、丁寧に答えてくださったことが、みなさんの中で印象が良かったようです。

質疑応答タイム

 

3.予備知識を十分につけたところで「見学」
いよいよ老人ホーム内を見学します。
お部屋の広さ、使い勝手、建物全体の清潔さ、臭い、日当たり、レクリエーションの様子、エレベーターの広さ、職員さんの数、入居者さんへのインフォメーションなど、講座でお伝えした項目以外にも、チェックした方がいいことがたくさん見つかったようです。
実際に足を運ぶことで、自分にとって合う雰囲気なのかどうかも体感できます。

 

4.「意見交換」から理解を深める
見学後、カフェに移動して、それぞれの学びや気付きを話し合いました。
他の方の意見を聞くことで、新たな視点を持つことが目的です。
また、自分の意見を言語化することで、「自分が老後大切にしたいと思っていること」がくっきりと見えてきます。
これにより、ぼんやりしていた老人ホーム選びの優先順位が明確になります。
今回も、お互いの意見にうなずきなら、自分の意見も発表する、とても良い雰囲気の中で、意見交換が行われました。

ご意見の一部
「今後、違う特徴の老人ホームを見ていくことで、もっと理解が深まるのかなと思いました
「今回は高価格な老人ホームを見たけれど、次は手が届く老人ホームを見てみたいです」
「今回2回目の参加でしたが、だんだんと『こういう所に住みたいな』というイメージができてきました
「至れり尽くせりの老人ホームですよね。でもそれには相応の費用が掛かるということもわかりました」
いつ、どういうタイミングで入居するのがよいか、難しいですね
「親せきが入っている老人ホームとは全く違うと思いました。丁寧な対応をされていることがすぐにわかった」

リラックスした雰囲気で、お互いの意見に耳を傾けました

 

老人ホーム選びで失敗しないために

「在宅介護が難しくなってから老人ホーム選びを始めた」という方が非常に多いのですが、実はこれが失敗の原因のひとつです。
待ったなしの状況で選ぶと、焦って料金やサービス面で妥協して選びがちです。
老人ホームでの生活は何年続くかわかりません。
少しでも快適に暮らすためには、慌てず冷静な気持ちで選べる時から情報収集をスタートしてください。
自分に合う住まいは、自分にしかわかりません。
○○才になったらとは一概には言えませんが、「介護」の文字が頭をよぎるようになったら、そろそろ始め時かもしれませんね。

現在お申込みいただける「かしこい老人ホームの選び方」講座(老人ホーム見学ツアー付き)

1.産経学園大阪校(阪急大阪梅田駅直結)
10/4(水)開講(残席わずか)
詳細はこちらから
見学先:大阪市内(北部)の有料老人ホーム2件。いずれも最寄り駅から徒歩5分。
ショッピングセンターまで徒歩2分の利便性が高い都市型老人ホーム。
入居金約350万円、月額20万円台

2.近鉄文化サロン阿倍野(天王寺駅から徒歩4分)
10/23(月)開講
詳細はこちらから
見学先:大阪市内(南部)の有料老人ホーム。最寄駅から徒歩7分。
閑静な住宅街の中にある、広告を出さずに口コミなどで人気の老人ホーム。
入居金0~150万円、月額20万円台

※1.2とも、どなたでもお申込みいただけます。

少し涼しくなったこの時期に、じっくり将来の介護について考えてみませんか。
お問い合わせは、当事務所公式ホームページのお問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。