シニアディスコ 私たちが複数のメディアから取材される理由 8/18毎日新聞掲載
2025年8月18日、私たちの活動「シニアディスコ」が毎日新聞で紹介されました。
昼のカフェでディスコ・フィーバー シニア世代に人気じわり 大阪 | 毎日新聞 もう一度若き頃のように夜遊びを――。シニア世代が思い思いに踊るダンスイベント「シニアディスコ」が人気を集めている

これまでにもNHK、読売新聞、日本経済新聞など、複数のメディアで取り上げていただいていただき、先日も某AMラジオ放送局から番組出演依頼がありました。
取材依頼の連絡があった時は、いつもこちらから「なぜ、シニアディスコを取材したいと思われたのですか?」と尋ねるようにしています。
「取材したい」とメディアに思わせるいくつかの要因を、改めて整理してみたいと思います。
シニアディスコとは
一言で言うと
「シニアウェルカムなディスコイベント」です。
大阪市都島区(みやこじまく)で始まり、現在は年2〜3回不定期開催をしています。
当初は、社会福祉士の箱田 誠司と佐々木 さやかが運営していましたが、現在はグラフィックデザイナーの神野 太志も加わり、3人で「シニアディスコを広める会」として活動しています。
「取材したい」と思うきっかけ
デザインの力
メンバーの一人である神野(株式会社ユキサキ)の本業は、グラフィックデザイナーです。
彼の作るシニアディスコ公式ホームページやチラシのデザインは秀逸で、人の目を引き付けます。
ディスコイベントのチラシのデザインとなると、私のような一般人は、ディスコのイメージであるミラーボールやダンスしている人のイラストや写真を使いたくなるのですが、彼のデザインはそうではありません。
一定の年齢以上の人には「なつかしい」と感じさせ、若者には「新しい」と感じさせるドットイラストを採用しています。
取材のきっかけとして
「遠くからシニアディスコのチラシを見て、『あ!何?これは絶対面白そう!』と直感的に思いました」と言うメディアの方が多いのがうなずけます。
強い訴求力のあるデザインを、ぜひご覧ください↓
65歳以上の夜遊び♪シニアディスコ65歳以上のシニアに青春の夜遊びを♪シニアディスコはシニアの方々が踊って歌ってガンガン楽しむイベントです。www.seniordisco.com
社会課題を意識したストーリー
もう一つのポイントは、現代社会との接点です。
孤独、運動不足、介護、認知症──。
高齢者が直面する課題は多岐にわたります。
活動拠点の大阪市は、政令指定都市の中でも独居高齢者の多い地域です。
シニアディスコは、ただの娯楽ではなく、そうした社会課題をエンタメというポジティブな形で解決しようとする試みです。
社会的意義が高く、報道に値するものとして受け止められやすいようです。
シニアの笑顔満載の動画
シニアディスコは、InstagramやFacebookで動画や写真を掲載しています。
そこに映っているのは、シニアが大はしゃぎする笑顔がいっぱい。

ある研究によると、小学生は1日平均300回笑うのに対して、70代では1日平均たったの2回になってしまうそうです。
シニアたちが笑い合っている映像を見て、「一体なぜこんなに楽しそう?」「ここには何があるのか?」と、興味をそそられるそうです。
「奇抜さ」よりも「楽しさ」を大切に
多くの取材を受けていますが、私たちは奇をてらったことをしようとしているわけではありません。
「シニアディスコ」と聞くと、どこか受けを狙っているように思う方もいるかもしれません。
確かにキャッチーなネーミング、活動内容かもしれませんが、それは結果的にそうなっただけのことです。
スタートはとてもシンプルで、「シニアの方々の声を拾い、たまたまそれをカタチにすることができる役者がそろった」
そしてやり始めたら、自分たちが「めちゃくちゃ楽しい」と思えた。
そして、そして、その楽しさに共感してくれる人たちが次々と現れ、輪が広がっていった。
ただそれだけなのです。
もしかしたらそれが、メディアの方には自然体の良さとして映っているのかもしれません。
地域の「つながり方」は一つじゃない
今回掲載された毎日新聞の記事の中で、私たちの言葉として紹介された一文があります。
「地域では、濃い関係を持ち、仲良くし合うことが大前提。それになじめず、気軽で刹那(せつな)的なコミュニティが合う人もいる。高齢者のためのエンタメや、人とのつながり方がもっと多様になるといい」
この言葉に活動の本質が集約されていると思っています。
世の中には、「誰かと仲良くなる」ことが得意ではない人がたくさんいます。
けれど、「ごくたまに誰かと少しだけつながってもいいかも」と思う気持ちを持つ時もあります。
それなのに、「仲良くなること」が前提のコミュニティや地域活動が大多数を占めていることにどこか不自然さを感じていました。
「おしゃべりをしなくてもいいんですよ」スタンスの場もあるけれど、カフェ形式だったり、アクティビティ後に連れ立ってお茶を飲み行く参加者が多いと…居心地が悪くなる人もいます。
その点シニアディスコは誰かと話す場ではなく、ただひたすら踊る場所。会話というコミュニケーションがなくとも心地よく過ごせます。
シニアディスコは、「濃いつながり」ではなく、「ちょうどいい距離感」を求める人の居場所にもなれる──そんな可能性を感じながら活動しています。
毎日新聞の記事に感じた、プロフェッショナルなまなざし
今回の毎日新聞の記事を読んで、感じたことがあります。
「プロの書く文章」です。
主観と客観、ミクロとマクロ──それらを自在に行き来しながらも、記事に決して散漫さはなく、むしろ整った構成で読者に現場をイメージさせる。
限られた文字数の中で、そのバランスを保つ力量に、尊敬の念を抱きました。
記者のH様、ありがとうございました。
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